横瀬八幡宮(読み)よこせはちまんぐう

日本歴史地名大系 「横瀬八幡宮」の解説

横瀬八幡宮
よこせはちまんぐう

[現在地名]宇部市大字小野

厚東ことう川の上流上小野かみおのの北東山裾の奥河内おくごうち鎮座祭神は応神天皇・伊弉諾尊伊弉冉尊。旧郷社。

「注進案」によれば、嘉暦二年(一三二七)厚狭あさ末信すえのぶ村のしよう八幡宮を志賀将監太夫が横瀬よこせの地に勧請したのに始まる。同書は同年九月一六日付の八幡宮御祭礼神事次第の写を載せる。それには

<資料は省略されています>

とみえ、定福じようふく寺ほかの寺院小野おのにあったという。また同書所収の文明一〇年(一四七八)九月八日付の当社文書には「四ケ小野八幡宮」とみえ、また毛利氏八箇国時代分限帳に「拾壱石三斗三升 四ケ小野八幡宮」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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