樫鳥威(読み)カシドリオドシ

デジタル大辞泉 「樫鳥威」の意味・読み・例文・類語

かしどり‐おどし〔‐をどし〕【×樫鳥威】

模様樫鳥羽毛配色に似ているところから》よろいの一。白、薄縹うすはなだ、紺のだん矢筈やはずに打った平組みの緒を用いた威。かんどりおどし。

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精選版 日本国語大辞典 「樫鳥威」の意味・読み・例文・類語

かしどり‐おどし‥をどし【樫鳥威】

  1. 〘 名詞 〙 ( その模様が、樫鳥の羽に似ているところからいう ) 鎧(よろい)の威の一種。白、薄縹(うすはなだ)、紺の緂(だん)矢筈(やはず)に打った樫鳥組の緒を用いた威。かんどりおどし。
    1. [初出の実例]「白蘆毛なる馬に、かし鳥威(ヲドシ)の鎧著て」(出典太平記(14C後)一九)

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