樫鳥威(読み)カシドリオドシ

精選版 日本国語大辞典 「樫鳥威」の意味・読み・例文・類語

かしどり‐おどし‥をどし【樫鳥威】

  1. 〘 名詞 〙 ( その模様が、樫鳥の羽に似ているところからいう ) 鎧(よろい)の威の一種。白、薄縹(うすはなだ)、紺の緂(だん)矢筈(やはず)に打った樫鳥組の緒を用いた威。かんどりおどし。
    1. [初出の実例]「白蘆毛なる馬に、かし鳥威(ヲドシ)の鎧著て」(出典太平記(14C後)一九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android