樹原・檜下遺跡(読み)さいかちはら・ひのきしたいせき

日本歴史地名大系 「樹原・檜下遺跡」の解説

樹原・檜下遺跡
さいかちはら・ひのきしたいせき

[現在地名]神川町元阿保 樹原、上里町大御堂 檜下

神流かんな川右岸の河岸段丘上にあり、標高八三―八六メートル。昭和五八年(一九八三)から同六二年に発掘調査が実施され、奈良・平安時代および中世遺構が発見された。奈良・平安時代の集落が中心で、住居跡二四四・掘立柱建物遺構一一二・鍛冶工房跡三・土師器窯一三や溝・土壙多数が検出された。遺物は多量の土師器・須恵器、鎌・鋤・釘などの鉄製農工具紡錘車砥石・墨書土器・瓦・施釉陶器など。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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