橉木(読み)リンボク

デジタル大辞泉 「橉木」の意味・読み・例文・類語

りん‐ぼく【×橉木】

バラ科の常緑小高木。暖地の林内に自生樹皮は桜に似る。葉は長楕円形で主脈が太く、縁が波打つが、若木では鋭いぎざぎざがある。秋、白い小花を穂状につけ、長い雄しべが目立つ。翌年5月ごろに黒い実を結ぶ。かたざくら。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「橉木」の意味・読み・例文・類語

りん‐ぼく【&JISF473;木】

  1. 〘 名詞 〙 バラ科の常緑高木。関東以西の山地の常緑林中に生える。高さ約五メートル。樹皮は黒褐色。葉は短柄をもち長楕円形または倒卵形で長さ約五センチメートル内外。先端は尾状にとがり縁は波状となる。秋、葉腋に白い小さな五弁花を房状密生果実広卵形、翌春黒熟する。材は器具用。樹皮は薬袋紙を染めるのに使う。ひいらぎがし。かたざくら。〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「橉木」の解説

橉木 (リンボク)

学名Prunus spinulosa
植物。バラ科の常緑高木

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android