橋本興家(読み)ハシモト オキイエ

20世紀日本人名事典 「橋本興家」の解説

橋本 興家
ハシモト オキイエ

昭和・平成期の版画家



生年
明治32(1899)年10月4日

没年
平成5(1993)年8月18日

出生地
鳥取県八頭郡船岡町

学歴〔年〕
鳥取師範卒,東京美術学校(現・東京芸術大学)〔大正13年〕卒

主な受賞名〔年〕
紺綬褒章〔昭和46年〕,勲四等旭日小綬章〔昭和55年〕

経歴
富山県立女子師範、同県立高女を経て、都立白鷗高に30年勤務。文展、日展、国際展、個展、グループ展など国内外の展覧会に多数出品。城シリーズ、故郷鳥取の大山砂丘などを描いた作品で知られる。作品は東京芸大、東京都美術館などをはじめ、ボストン、N.Y.ローマワルシャワなど海外にも多数収蔵されている。昭和48年より、日本版画協会理事長を7年間務めた。同協会名誉会員。平成元年鳥取県境港市に自作199点を寄贈。代表作に「古城清秋」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「橋本興家」の解説

橋本興家 はしもと-おきいえ

1899-1993 昭和-平成時代の版画家。
明治32年10月4日生まれ。昭和12年国画会展に初出品し,13年新文展で初入選。31年教職を辞して木版画専念。49年日本版画協会理事長。庭,風景などをモチーフとし,とくに城をこのんだ。平成5年8月18日死去。93歳。鳥取県出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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