精選版 日本国語大辞典 「橘皮」の意味・読み・例文・類語 きち‐ひ【橘皮】 〘 名詞 〙 ( 「きつひ(橘皮)」の変化したもの ) 橘(たちばな)の皮。料理や漢方薬などに用いる。きがわ。〔十巻本和名抄(934頃)〕 きつ‐ひ【橘皮】 〘 名詞 〙 ( 「きっぴ」とも ) 橘の実の皮。漢方薬として用いられた。きがわ。〔撮壌集(1454)〕〔本草綱目‐果部・黄橘皮・釈名〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「橘皮」の解説 きっぴ【橘皮】 漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。ミカン科タチバナ、ウンシュウミカン、ダイダイのほか、類似植物の熟した果皮を乾燥させたもの。血圧降下、健胃、鎮咳(ちんがい)、去痰(きょたん)などの作用がある。高血圧、動脈硬化に効く九味檳榔湯(くみびんろうとう)などに含まれる。橘皮を数年間寝かせたものを陳皮(ちんぴ)という。 出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報