機嫌買(読み)きげんかい

精選版 日本国語大辞典 「機嫌買」の意味・読み・例文・類語

きげん‐かい ‥かひ【機嫌買】

〘名〙
① (「かい」は「かえ(変)」の変化したものか) 人に対する喜怒好悪の感情が変わりやすい性質。また、その人。機嫌変え。
※俳諧・毛吹草(1638)六「定(さだめ)なき時雨や冬のきげんかい〈正依〉」
魔風恋風(1903)〈小杉天外〉前「機嫌買で、好嫌が強くって、高慢で」
相手の機嫌をとること。また、その人。
※俳諧・雀子集(1662)二「住吉のしほひにとるやきげんかい〈成之〉」
浮世草子・立身大福帳(1703)一「下向も道中機嫌かいに、おた賀・石山〈略〉ゑい山へかけ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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