機能的自律性(読み)きのうてきじりつせい(その他表記)functional autonomy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「機能的自律性」の意味・わかりやすい解説

機能的自律性
きのうてきじりつせい
functional autonomy

心理学者 G.W.オルポート用語生体が基本的な欲求を充足する過程で,初めはその手段道具であったものが,やがてもとの欲求から自立した欲求充足対象となり,生体の行動を駆動する働きをもつようになること。個人パーソナリティは,こうして自律性を獲得した多くの後天的な欲求の体系であり,したがって独自性があるとされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む