檜原銀山跡(読み)ひばらぎんざんあと

日本歴史地名大系 「檜原銀山跡」の解説

檜原銀山跡
ひばらぎんざんあと

[現在地名]北塩原村桧原

金山かねやま集落の北西部山際にある。天正(一五七三―九二)頃の発見といい(新編会津風土記)、おもに金・銀などを産し、檜原金山ともよばれた。盛期は慶長―承応(一五九六―一六五五)頃で、その後は衰退している。また「新編会津風土記」に「境内数箇所にありて枚挙するに暇あらず」とあるように、近世、檜原村内にはほかにもいくつかの鉱山があって稼働していた。「会津旧事雑考」慶長一〇年条に「二月自檜原黄金出」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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