精選版 日本国語大辞典 「檜科」の意味・読み・例文・類語 ひのき‐か‥クヮ【檜科】 〘 名詞 〙 裸子植物の科名。約一九属百余種があり、世界に広く分布する。常緑の高木または低木。葉は十字に対生するか、三~四個が輪生する。雌雄同株、または異株。花は頂生または腋生。雄しべには三~六個の葯室がある。雌花は普通、一~数個の鱗片が対生するかまたは輪生し、各片の基部に一~多数または一~三個の卵形の種子が生ずる。果実は木質の球果かまたは液果。球果の鱗片は対生するかまたは三個が輪生する。この科のヒノキは建材として最上級品であり、イブキは庭園に栽培される。イブキ、ネズミサシ、ビャクシンの仲間は卵子が頂生し液果を持つことで、ビャクシン科として独立して扱う場合がある。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例