櫟社(読み)れきしゃ

精選版 日本国語大辞典 「櫟社」の意味・読み・例文・類語

れき‐しゃ【櫟社】

〘名〙 櫟(くぬぎ)などの、大きな神木の根もとなどに祠(ほこら)をつくって社(やしろ)としたもの。また、鳥居だけをたてた社。
太平記(14C後)三九「山家村里の小社(ほこら)櫟社(レキシャ)道祖の小神迄も、御戸の開ぬは無りけり」 〔荘子人間世

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普及版 字通 「櫟社」の読み・字形・画数・意味

【櫟社】れきしや

くぬぎを社表とする神社。〔荘子、人間世〕匠石(しやうせき)(名工)齊に之(ゆ)き、曲轅(きよくゑん)(地名)に至り、櫟の樹を見る。其の大いさ、數千牛をふ。之れを(はか)るに百圍、~市の如きも、匠伯みず。に行きて輟(や)めず。

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