欠席判決(読み)ケッセキハンケツ

精選版 日本国語大辞典 「欠席判決」の意味・読み・例文・類語

けっせき‐はんけつ【欠席判決】

  1. 〘 名詞 〙 旧民事訴訟法で、当事者の一方が口頭弁論期日に欠席した場合、出席当事者の主張だけに基づいてなされる欠席者に不利な判決。欠席裁判
    1. [初出の実例]「欠席判決で冬の中に裁判は確定して仕舞った」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉前)

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世界大百科事典(旧版)内の欠席判決の言及

【欠席裁判】より

…そこで,当事者欠席の場合の対策として,1890年公布の旧民事訴訟法は,当事者の一方が口頭弁論期日に欠席すると,従前の弁論の状態のいかんを問わず,出席当事者の主張のみに基づいて欠席者敗訴の判決をすることができるとした。これを欠席判決といった。その代り,欠席者には同一の裁判所に〈故障〉という不服申立てを許し,この申立てがあると訴訟は欠席前の状態に復するものとしていた(246~265条)。…

※「欠席判決」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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