次広村
つぎひろむら
[現在地名]浜松市渡瀬町
渡瀬村の西に位置。中世は蒲御厨に属した。明徳二年(一三九一)頃の蒲御厨年貢公事銭注文写(東大寺文書)に次弘名とみえ、定麦一石九斗余・定豆三石、定役八〇〇文。応永二九年(一四二二)閏一〇月一〇日の蒲御厨収納帳(同文書)では年貢を皆納している。宝徳四年(一四五二)四月二一日の蒲御厨諸公文等申状(同文書)によると、吉美方名公文の子が殺害された際、渡瀬公文・別給公文・次広公文は年貢を取次ぐように応島方の代官に申付けられている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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