欲塵(読み)ヨクジン

精選版 日本国語大辞典 「欲塵」の意味・読み・例文・類語

よく‐じん‥ヂン【欲塵】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。身心をけがす欲情塵埃(じんあい)にたとえていう語。煩悩のこと。また、その煩悩にけがれた俗世。
    1. [初出の実例]「在家、出家にわかたず、おなじく妄念を愛塵、欲塵(ヨクヂン)におこすものなり」(出典:破邪顕正抄(1324)下)
    2. [その他の文献]〔大智度論‐一七〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む