欸乃(読み)あいだい・あいあい・あいない

普及版 字通 「欸乃」の読み・字形・画数・意味

【欸乃】あいだい・あいあい・あいない

舟人が相応(こた)える声。櫓(ろ)の音。舟歌。唐・柳宗元漁翁〕詩 銷(き)え日出でて、人を見ず 欸乃一聲、山水なり猥欸(わいあい)・靄乃(あいだい)・靄廼(あいだい)も同じ。唐・元結〔欸乃曲の序〕に、結が大暦の初め、道州刺史のときに欸乃曲を作ったといい、宋・黄庭堅の説に、欸乃は歌中に加える相の手の声であるという。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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