歓呼(読み)カンコ

デジタル大辞泉 「歓呼」の意味・読み・例文・類語

かん‐こ〔クワン‐〕【歓呼】

[名](スル)喜んで、大きな声を上げること。「歓呼の声」「歓呼して迎える」
[類語]歓声喚声

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「歓呼」の意味・読み・例文・類語

かん‐こクヮン‥【歓呼・讙呼】

  1. 〘 名詞 〙 喜びのあまり群衆などが声をあげること。また、その声。
    1. [初出の実例]「道俗歓呼。如一仏之出一レ世」(出典:性海霊見遺稿(1396頃)虎関和尚七周忌陞座)
    2. 「民衆は之を見るより皆な讙呼して万歳を唱へたり」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
    3. [その他の文献]〔元稹‐弁日旁瑞気状〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「歓呼」の読み・字形・画数・意味

【歓呼】かん(くわん)こ

よろこび叫ぶ。〔旧唐書、郭子儀伝〕子儀、廣王を奉じて東に入り、兵を天津橋の南に陳(つら)ぬ。士庶、路に呼す。

字通「歓」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android