正龍寺(読み)しようりゆうじ

日本歴史地名大系 「正龍寺」の解説

正龍寺
しようりゆうじ

[現在地名]寄居町藤田

国道一四〇号の寄居陸橋北側に位置する。曹洞宗、高根山藤源院と号する。本尊釈迦如来は、脇士文殊・普賢両菩薩とともに定朝作と伝える。龍穏りゆうおん(現越生町)末。往古萱野にあった池の中に竜が住んでいたが、臨済僧乾翁瑞元がこれを教化して一寺を建立したことから、寺号を青龍寺・昌龍寺と号したとも伝える。開基花園はなぞの城の城主藤田康邦(法名は藤源院天山祖繁禅定門、弘治元年九月一三日没)で、康邦の法名を院号としている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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