此世の外(読み)このよのほか

精選版 日本国語大辞典 「此世の外」の意味・読み・例文・類語

このよ【此世】 の 外(ほか)

※後拾遺(1086)恋三・七六三「あらざらむこの世のほかのおもひでに今一度(たび)の逢ふ事もがな〈和泉式部〉」
世俗を脱していること。尋常ではないさま。無上。また、夢心地
源氏(1001‐14頃)若菜上「よく、このよのほかなるやうなる僻おぼえどもに、とりまぜつつ、あやしき昔の事どもも、出でまうで来つらんはや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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