日本歴史地名大系 「武儀郡」の解説
武儀郡
むぎぐん
県中央部に位置し、昭和二九年(一九五四)の市制施行によって当郡から分離した美濃市を中心に、北西に延びる武芸川町・洞戸村・板取村の三町村、北東に延びる武儀町・上之保村の二町村に分断される。西部の三町村は北は福井県大野郡
郡名の初見は「続日本紀」養老元年(七一七)九月二二日条にみえる「方県、務義二郡」とされ、務義は「ムゲ」と訓じたと考えられる。八世紀前半のものとされる平城宮跡出土木簡にみえる「牟儀猪養」は牟儀君猪養のこととされ、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報