武周ヶ池(読み)ぶしゆうがいけ

日本歴史地名大系 「武周ヶ池」の解説

武周ヶ池
ぶしゆうがいけ

二ツ屋ふたつやから南西に谷をさかのぼると、周囲約四キロ、面積約一〇万二千平方メートルの武周ヶ池にいたる。文安三年(一四四六)四月三日付のしきり四方さかい状(越知神社文書)に「あいあま池」とみえる池か。「越前地理指南」は「村ヨリ半里計南山の谷合ニ湖アリ、東西七拾間、南北七百有余間、湖水滔々と湛、鴻鴈鴦鳧波に遊フ、水底の深さ古今知者なし、四面青山峨々として、水浜辺の岩を廻り川と成て海に入、無比山水なり」と記す。「帰鴈記」には「此水下にて取る鮎を越前公毎年献上に成と云。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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