武田信栄(読み)たけだ のぶひで

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「武田信栄」の解説

武田信栄 たけだ-のぶひで

1413-1440 室町時代武将
応永20年生まれ。武田信繁長男。永享12年将軍足利義教(よしのり)の命で一色義貫(よしつら)を討ち,その功により義貫の遺領,若狭(わかさ)(福井県)と尾張(おわり)(愛知県)知多郡をあたえられ,若狭守護となった。永享12年7月23日死去。28歳。通称は彦九郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の武田信栄の言及

【小浜[市]】より

…一色氏時代はあたかも室町幕府の盛時で,各地を巡遊して威を示した将軍義満は,93年(明徳4)以来丹後九世戸の文殊参詣のついでにしばしば小浜をも訪れている。1440年(永享12)将軍義教の命で一色義貫を討った武田信栄が,かわって守護となってのちは,元明の代に越前朝倉氏の侵攻によって滅亡するまで武田氏の支配が続いた。一色氏時代以来守護所は西津にあったが,1522年(大永2)武田元光は後瀬(のちせ)山に築城,山麓に居館を構えてここに移った。…

※「武田信栄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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