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一色義貫 いっしきよしつら

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

一色義貫
いっしきよしつら

[生]?
[没]永享12(1440).5.15. 大和
室町時代前期の若狭,丹後,三河の守護。初名義範。満範の子。応永 16 (1409) 年父を失い,家を継ぐ。同 18年兵部少輔。同 22年幕命により,伊勢に北畠満雅を討つ。次いで左京大夫となり,永享2 (30) 年修理大夫

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

一色義貫 いっしき-よしつら

1400-1440 室町時代の武将。
応永7年生まれ。一色満範(みつのり)の子。応永16年父の跡をつぎ,丹後(京都府),若狭(わかさ)(福井県),三河(愛知県)の守護となる。のち山城(京都府)の守護をかね,侍所頭人(さむらいどころとうにん)をつとめた。22年北畠満雅(みつまさ),34年赤松満祐(みつすけ)をやぶるが,将軍足利義教(よしのり)の命をうけた武田信栄(のぶひで)に永享12年5月15日討たれた。41歳。初名は義範(よしのり)。

出典|講談社
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朝日日本歴史人物事典の解説

一色義貫

没年:永享12.5.15(1440.6.14)
生年:応永7(1400)
室町時代の武将。一色満範の子。初名義範。兵部少輔,左京大夫,修理大夫。父の死により10歳で若狭(福井県)・三河(愛知県)・丹後(京都府)の3カ国守護職を継ぐ。応永21(1414)年から7年間侍所頭人を務めたのをはじめ,同22年には伊勢(三重県)北畠氏討伐軍の総大将に任じられるなど中央政界で活躍できたのは,三方氏,延永氏ら重臣の支えに負うところが大きい。永享2(1430)年,将軍足利義教の右大将拝賀式の供奉行列に際しては先陣を務めることを強く望むが容れられず,2番目に配された。これを「家の恥辱」とした義貫は当日,病気と称して参加せず,討手が来れば一戦交えて切腹する覚悟まで示した。結局処罰はなく,その後も侍所頭人に任じられたりしているが,同12年の大和(奈良県)出陣中,義教の密命を受けた武田信栄により謀殺された。遺領のうち丹後守護職などは甥の教親に継承されたものの,以後一色氏の威勢は著しく衰えることになる。<参考文献>『小浜市史/通史編』上

(河村昭一)

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世界大百科事典 第2版の解説

いっしきよしつら【一色義貫】

1400‐40(応永7‐永享12)
室町中期の武将。初名義範。1409年(応永16)父満範の死により三河・若狭・丹後守護となり,のち山城守護を兼任,侍所所司となる。将軍足利義教のとき管領や有力守護の構成する重臣会議の一員として施政上の諮問にあずかるが,40年越智氏征伐に出陣中,義教の命により武田信栄に殺された。分国は三河が細川持常,若狭が武田信賢に分与され,丹後が甥一色教親に相承されたにすぎず,一色氏は著しく衰えた。【鳥居 和之】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

一色義貫
いっしきよしつら
(1400―1440)

室町中期の武将。初名義範(よしのり)。通称五郎。官途兵部少輔(ひょうぶのしょう)、左京大夫(さきょうのだいぶ)、修理大夫(しゅりのだいぶ)。1409年(応永16)父満範(みつのり)の死により三河、若狭(わかさ)、丹後(たんご)の守護を継ぎ、再三侍所頭人(さむらいどころとうにん)、山城(やましろ)守護を兼ねた。将軍足利義持(あしかがよしもち)の命で伊勢北畠満雅(いせきたばたけみつまさ)の追討などに発向。30年(永享2)将軍足利義教(よしのり)の不興を買い、わずかに処罰を免れたが、そのころから弟持信、ついで甥(おい)教親(のりちか)が将軍の近臣として台頭した。40年(永享12)大和(やまと)越智(おち)氏追討に出陣中、義教の密命を受けた武田信栄に謀殺された。教親が家を継ぎ丹後(たんご)、伊勢守護となるが、勢力は低下した。[小川 信]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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