武田元光(読み)たけだ もとみつ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「武田元光」の解説

武田元光 たけだ-もとみつ

1494-1551 戦国時代武将
明応3年生まれ。武田元信の子。永正(えいしょう)16年若狭(わかさ)(福井県)守護職をつぎ,小浜(おばま)に後瀬山(のちせやま)城をきずく。大永(たいえい)7年細川高国の要請により京都で三好勝永,柳本賢治(かたはる)らの軍とたたかったが敗れた。天文(てんぶん)20年8月死去。58歳。号は宗勝。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の武田元光の言及

【小浜[市]】より

…1440年(永享12)将軍義教の命で一色義貫を討った武田信栄が,かわって守護となってのちは,元明の代に越前朝倉氏の侵攻によって滅亡するまで武田氏の支配が続いた。一色氏時代以来守護所は西津にあったが,1522年(大永2)武田元光は後瀬(のちせ)山に築城,山麓に居館を構えてここに移った。武田氏歴代は皇室,幕府と緊密な関係を維持し,室町期には皇室領となっていた小浜からの供御料の進献につとめ,また幕府の命に応じてしばしば兵を上洛させ,各地に転戦した。…

※「武田元光」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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