日本歴史地名大系 「武辺城跡」の解説 武辺城跡たけべじようあと 長崎県:佐世保市山口村武辺城跡[現在地名]佐世保市竹辺町相浦(あいのうら)川左岸の丘陵地(古城(ふるじよう)山、約七七メートル)にある中世の城館跡。相神浦(あいこのうら)城とも称される。松浦宗家一三代の盛が築いた城と伝え(松浦家世伝)、延徳二年(一四九〇)大智庵(だいちあん)城に本拠を移すまで、松浦氏宗家の居城であったという。永禄年間(一五五八―七〇)の飯盛(いいもり)城の戦では平戸松浦氏の軍勢が当城を攻撃している。北東に定の父の盛が菩提寺とした岩問山東漸(とうぜん)寺があり、応仁元年(一四六七)銘の盛の宝篋印塔がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by