六訂版 家庭医学大全科 「歯のホワイトニング」の解説
歯のホワイトニング
(歯と歯肉の病気)
「歯を白くしたい」という願望を満たす方法として、近年、歯を削らないで生活歯(神経が生きている歯)を漂白するホワイトニングが注目されています。このホワイトニングには、自宅で行うホームホワイトニングと、歯科医院で行うオフィスホワイトニングがあります。
ホームホワイトニングでは、歯科医院で作成したマウスピース内にホワイトニング剤を注入し、1日2時間
オフィスホワイトニングでは薬剤を歯面に塗布してから光を当てて漂白剤を活性化します。オフィスホワイトニング剤としては35%
ホワイトニング処置で大なり小なり
ホワイトニング効果の個人差は、歯の変色の程度や原因、生活習慣、嗜好品等が異なるためと考えられます。淡い黄色の変色に対して、グレー系や濃い茶褐色のような重篤な変色の場合は白くなりにくい傾向がありますので、オフィスとホームの両ホワイトニングを併用することもあります。
また、ホワイトニングの効果は2~4年持続するといわれていますが、少しずつあともどりする傾向があるので、1年に1~2回の定期的なメンテナンスを受けて、必要に応じてクリーニングや再漂白処置を受けるなど、術後の管理を行うことが大切です。
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報