精選版 日本国語大辞典 「死人に口なし」の意味・読み・例文・類語 しにん【死人】 に 口(くち)なし 死人を証人に立てようとしても不可能なこと、また、死者に無実の罪を着せることなどにいう。[初出の実例]「死人に口なし置みやげとぬかし」(出典:雑俳・柳多留‐二二(1788)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ことわざを知る辞典 「死人に口なし」の解説 死人に口なし 死んでしまえば、口外することも反論することもできない。 [使用例] 殺された相手は店の使用人であり、主人の娘の寝間へ忍びこんだうえ手ごめにしようとした。表面はそのとおりだし、死人に口なしでそのままにすんだ[山本周五郎*赤ひげ診療譚|1959] [解説] 当事者が亡くなると、真相がわからなくなり、その死者に罪を着せることができるという文脈でも用いられます。また、同想の英語のことわざ、Dead men tell no tales.ないしDead men don't talk.の定訳にもなっています。 出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報