死地に陥れて後生く(読み)シチニオトシイレテノチイク

デジタル大辞泉 「死地に陥れて後生く」の意味・読み・例文・類語

死地しちおとしいれてのち

《「孫子九地から》味方の軍を絶体絶命の状態に陥れ、必死の覚悟で戦わせることではじめて、活路を見いだすことができる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「死地に陥れて後生く」の意味・読み・例文・類語

しち【死地】 に 陥(おとしい)れて後(のち)(い)

自分の軍を一度窮地におとしいれ、兵に必死の覚悟をもたせてから戦えば、活路を見いだすことができる。
仮名草子智恵鑑(1660)八「軍法死地(シチ)におとしいれていき、亡地に投じて存ずといへる道理なり」 〔孫子‐九地〕

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