死霊崇拝(読み)しれいすうはい

精選版 日本国語大辞典 「死霊崇拝」の意味・読み・例文・類語

しれい‐すうはい【死霊崇拝】

〘名〙 未開宗教におけるアニミズムの一形態。すでに死者となった祖先家族仲間などの霊魂存在を認めて、畏敬崇拝対象とし、たたりを恐れ、あるいは守護を願うこと。〔現代文化百科事典(1937)〕

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デジタル大辞泉 「死霊崇拝」の意味・読み・例文・類語

しれい‐すうはい【死霊崇拝】

死者の霊に対する恐怖畏怖の念。また、それに基づいて行われる儀礼祭祀さいし

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世界大百科事典(旧版)内の死霊崇拝の言及

【死霊】より

…死霊はなまなましく荒々しい存在で,縁ある生者が適切に扱わないとたたりをもたらすとされる。死霊崇拝は死者の鎮魂と慰撫を目的としたものとされる。貴種や権力ある者の死霊は普通の死霊より霊威強きものと観念され,特別の儀礼が行われ,神にまつられることが少なくない。…

※「死霊崇拝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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