日本歴史地名大系 「段間遺跡」の解説 段間遺跡だんまいせき 静岡県:賀茂郡河津町見高村段間遺跡[現在地名]河津町見高天城(あまぎ)山から南東に延びる丘陵が相模灘に岬状に突き出した標高約三〇―四〇メートルの海食台上に立地する。伊豆地方屈指の縄文時代集落。大正一四年(一九二五)の大場磐雄による敷石住居跡の調査をはじめ、平成九年(一九九七)まで計七次にわたる調査が行われている。住居跡は縄文前期初頭一棟・中期中葉三棟・中期後半一八棟で、中期後半では中央の空白域を囲む環状の配置をとる可能性がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報