コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

三角 みすみ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

三角
みすみ

熊本県中部,宇城市西部の旧町域。宇土半島先端部にある。八代海に浮かぶ戸馳島を含む。1902年町制。1955年戸馳村,郡浦村,大岳村の 3村と合体。2005年小川町,不知火町,豊野町,松橋町と合体し宇城市となる。中心地区三角は明治期からの港町で,別府-阿蘇-雲仙-長崎を結ぶ観光ルートの要地。島原港との間にフェリーが通じるほか,県下有数の貿易港でもあり,重要港湾に指定。三角港の西港地区は 1880年にオランダ人技術者によって設計され,国費を投じて 1887年開港した。日本最初期の本格的な近代港湾施設で,三角旧港(三角西港)として国の重要文化財に指定され,2015年には世界遺産文化遺産に登録された。天草五橋(天草パールライン)により大矢野島天草諸島と結ばれ,天草観光の基地としての重要性も増している。周辺は丘陵性の山地が広く,ミカン栽培が盛ん。国指定史跡小田良古墳があり,一部は三角大矢野海辺県立自然公園に属する。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

さん‐かく【三角】

三つの角(かど)があること。また、その形。三角形。
三角法」「三角関数」などの略。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

大辞林 第三版の解説

さんかく【三角】

三つの角をもつ図形。三角形。
「三角関数」「三角法」の略。
屠蘇とそ袋の異名。形が三角形なのでいう。 「 -はめでたい薬袋なり/柳多留 24

みすみ【三角】

姓氏の一。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

三角
みすみ

熊本県中部、宇土(うと)郡にあった旧町名(三角町(まち))。現在は宇城(うき)市の西部を占める地域。旧三角町は1902年(明治35)町制施行。1955年(昭和30)郡浦(ごうのうら)、戸馳(とばせ)、大嶽(おおたけ)の3村と合併。2005年(平成17)不知火(しらぬひ)町、松橋(まつばせ)町、小川(おがわ)町、豊野(とよの)町と合併、市制施行して宇城市となった。なお、この合併で行政単位としての宇土郡はなくなった。旧町域は、宇土半島の西南端に位置し、島原湾と八代海に臨み、架橋された戸馳島(とばせじま)を含む。また、三角ノ瀬戸を挟んで西に位置する大矢野島(上天草市)とは、天草五橋の1号橋である天門橋で結ばれる。樹枝状に発達している谷底平野は、久しく主幹産業である米麦農業の舞台であったが、海岸の温暖な緩傾斜地を利用して始められた柑橘(かんきつ)栽培はいまや三角の農業の中核となっており、樹園地は大岳(おおたけ)(478メートル)、三角岳(406メートル)の中腹にも広がっている。宇土半島の北西端に位置する三角旧港(三角西港)施設は、貿易振興を目的として1887年(明治20)に開港、高度な石造技術が発揮されたわが国最初期の本格的近代港湾施設である。内務省お雇いのオランダ人技師ルーエンホルスト・ムルドルによって設計され、単なる港湾の修築のみならず、総合的な都市計画を具備したものとして、また当時の遺構がそのまま残る貴重な近代の文化遺産として、国指定の重要文化財(建造物)となっている。熊本県下最初の特別輸出港・貿易港としての同港の機能が衰え始めたのは、1903年(明治36)三角線(現、JR)が現在の三角港(三角東港)まで開通したのが直接の原因である。この東港も、天草(あまくさ)五橋の開通(1966)に伴う国道57号(北岸道路)、国道266号(南岸道路)の整備によって、その取扱い貨物量は伸び悩んでいる。かわって観光ルートの中継地としての地位が確立した。小田良(おだら)古墳(国史跡)、龍驤館(りゅうじょうかん)(武道場)、九州海技学院(旧、宇土郡役所)、天翔台(てんしょうだい)(展望台)や大田尾(おおたお)・若宮海水浴場、さらに戸馳花卉(かき)団地、戸馳車エビ養殖池など観光資源には事欠かない。[山口守人]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

今日のキーワード

金城湯池

1 《「漢書」蒯通伝から。「湯池」は熱湯をたたえた堀》守りが非常に固く、攻めるのが難しい城。金湯。2 堅固で、他から侵害されにくい勢力範囲。「保守派の金城湯池」...

続きを読む

コトバンク for iPhone

三角の関連情報