智行(読み)チギョウ

デジタル大辞泉 「智行」の意味・読み・例文・類語

ち‐ぎょう〔‐ギヤウ〕【×智行】

智恵修行智識徳行
「―兼備誉れ諸寺に人無きがごとし」〈太平記・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「智行」の意味・読み・例文・類語

ち‐ぎょう‥ギャウ【智行】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. 智慧と修行。転じて、知識と徳行。また、それに優れていること。
    1. [初出の実例]「又僧綱を始めて諸寺の智行の人、及び年八十已上の僧尼等に物布施し賜ふ」(出典:続日本紀‐天応元年(781)四月一五日・宣命)
  3. 正しく禅定が行なわれること。心が散乱しないこと。〔大安般守意経‐下〕

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