気を張る(読み)キヲハル

デジタル大辞泉 「気を張る」の意味・読み・例文・類語

・る

気持ちをひきしめる。また、心を奮い立たせる。気張る。「―・って悲しみに耐える」
[類語]緊張張り詰める引き締まる箍を締める襟を正すテンション

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「気を張る」の意味・読み・例文・類語

き【気】 を 張(は)

  1. 心を緊張させる。気持をひきしめる。
    1. [初出の実例]「旦那お出といはるるまでの外聞に無用の気をはりける」(出典:浮世草子・世間胸算用(1692)三)
  2. 奮発する。きばる。ひとはだぬぐ。
    1. [初出の実例]「両家の争ひ只此の城の勝負に有るべしと、各機(キ)を張(ハリ)心を専(もっぱら)にして攻め戦ふ」(出典太平記(14C後)一七)

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