デジタル大辞泉 「張詰める」の意味・読み・例文・類語 はり‐つ・める【張(り)詰める】 [動マ下一][文]はりつ・む[マ下二]1 十分に張る。一面にびっしり張る。「池に氷が―・める」「部屋に防音材を―・める」2 気持ちを引き締める。緊張する。「神経を―・める」「会場の―・めた空気がなごむ」[類語]緊張・気が張る・引き締まる・気を張る・箍を締める・襟を正す・テンション 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「張詰める」の意味・読み・例文・類語 はり‐つ・める【張詰】 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]はりつ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙① 糸状のものをじゅうぶんにゆるみなく引き渡す。[初出の実例]「弓をはりつめた如な月ねやのまん中をてらいたぞ」(出典:玉塵抄(1563)一九)② 気を十分に張る。気持を引き締める。緊張する。[初出の実例]「取伝へたる梓弓、やたけ心ははりつめて」(出典:浄瑠璃・最明寺殿百人上臈(1699)道行)③ 一面に残す所なくおおう。いっぱいに張る。自動詞的にも用いる。[初出の実例]「コヲリガ faritçumete(ハリツメテ) アル」(出典:日葡辞書(1603‐04))④ いれていっぱいにする。いっぱいにみたす。[初出の実例]「扨その張り詰めたる飲食のこなれる仕かけは」(出典:志都の岩屋講本(1811)下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例