最新 地学事典 「気成期」の解説
きせいき
気成期
pneumatolytic stage
マグマ固結の一段階。珪酸塩鉱物の大部分が晶出し終わった末期には,揮発性成分がマグマ中に相対的に濃集し,その圧力が急騰する時期があるとの考えから設定。この時期にマグマから放出される流体はB・F・Cl・Li・Be・Sn・Wなどの元素に富み,特徴的な鉱化・変質作用(気成作用)をもたらすとされる。Sタイプ花崗岩マグマなどではこのような鉱化・変質作用を伴うことも多いが,すべてのマグマの固結の一段階とすることには疑問がある。
執筆者:石原 舜三・島崎 英彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

