気詰(読み)きづまり

精選版 日本国語大辞典 「気詰」の意味・読み・例文・類語

き‐づまり【気詰】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 気が詰まること。周囲相手に気がねをして、心がのびのびしないこと。窮屈に感じること。
    1. [初出の実例]「『〈略〉あら気詰(キツマリ)色代(しきだい)や』とて」(出典太平記(14C後)三五)
    2. 「田舎者の此方は却て気詰(キヅマ)りなやうな座敷に通され」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴〉五)

き‐づめ【気詰】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 気が詰まること。うっとうしい気分であること。心が晴れないさま。
    1. [初出の実例]「こなた衆はふだん気づめ斗しやるほどに」(出典:浮世草子・関東名残の袂(1708)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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