デジタル大辞泉
「気鳴楽器」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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きめい‐がっき‥ガクキ【気鳴楽器】
- 〘 名詞 〙 空気そのものが振動して発音体となる楽器の総称。管楽器のほか、オルガン・アコーディオン・ハーモニカなど。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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気鳴楽器
きめいがっき
aerophone
空気を発音体とする楽器の総称。 E.ホルンボステルと C.ザックスが提起し,広く用いられている楽器の4分類法 (体鳴楽器,膜鳴楽器,弦鳴楽器,気鳴楽器) の第4類で,日本で管楽器と呼ばれているラッパおよび笛の類と,自由気鳴楽器に大別される。管楽器のうち,トランペット属はマウスピースに当てた唇の振動が気流を断続し,管内の空気柱が振動するもの,リード管楽器属は1枚または2枚のリードが振動して気流を断続するもの,フルート属は鋭いエッジが,それに当る気流に渦を起し,空気柱を振動させるものである。自由気鳴楽器にはブル・ロアラー,サイレン,オルガンのリード・ストップなどが含まれる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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気鳴楽器
きめいがっき
aerophone 英語
Aerophon ドイツ語
aérophone フランス語
ホルンボステル‐ザックスの楽器分類法(MHS方式)の主要な一部門で、弦や膜の振動を介さずに、空気そのものが直接振動させられる楽器。振動する空気が楽器による限定を受けず、周りの空気を振動させる「自由気鳴楽器」(アコーディオンなど)と、楽器の中の空気が振動する「吹奏楽器」(管楽器、オルガンのフルー管など)に下位分類される。
[前川陽郁]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内の気鳴楽器の言及
【楽器】より
…このため楽器学や民族音楽学で楽器を分類する場合は,この3分法でなく,通常ホルンボステルとC.ザックスが《楽器分類学》(1914)で提唱したザックス=ホルンボステル法と呼ばれる分類法を用いる。それによると,あらゆる楽器は,まず体鳴楽器idiophones,膜鳴楽器membranophones,弦鳴楽器chordophones,気鳴楽器aerophonesの4種類に分類され,それぞれがさらに細かく分類される。しかし,この分類法にも弱点が指摘されており,ほかにさまざまな方法が考案されている。…
※「気鳴楽器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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