コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

弦鳴楽器 げんめいがっきchordophone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

弦鳴楽器
げんめいがっき
chordophone

弦の振動によって発音する楽器総称。 E.ホルンボステルと C.ザックスが提起し,広く用いられている楽器の4分類法 (体鳴楽器,膜鳴楽器,弦鳴楽器,気鳴楽器) の第3類で,ツィター属,リュート属,リラ属,ハープ属に4大別される。ツィター属は箏やの類で,共鳴胴の形状によって,棒型ツィター,管型ツィター,板型ツィターに分れ,ギリシアのリラやキタラに代表されるリラ属は,箱型リラと鉢型リラに分れる。また種類の多いリュート属は弾奏されるものと弓奏されるものに分れ,ハープ属は楽弓などの弓型ハープとヨーロッパやアッシリアのハープのような竪型ハープとに分れる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

弦鳴楽器【げんめいがっき】

楽器

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

大辞林 第三版の解説

げんめいがっき【弦鳴楽器】

楽器の分類用語。強く張った弦を衝撃(弾く・擦る・打つ)により振動させて音を発する楽器。いわゆる弦楽器のほか、ピアノなどが含まれる。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

弦鳴楽器
げんめいがっき
chordophone 英語 フランス語
Chordophonドイツ語

ホルンボステル‐ザックスの楽器分類法(MHS方式)で、2点間に張られた弦で音を出す楽器。弦は2本以上のこともある。共鳴器をもたないか、または共鳴器が発音装置を損なうことなく取り外すことのできる「単純弦鳴楽器またはチター」(箏(そう)、楽弓、ピアノなど)と、胴と共鳴器とが有機的に結合して分離できない「複合弦鳴楽器」に二大分類される。さらに、前者は形状によって、棒状、筒型など六つの類のチターに、後者は弦面と響板の位置関係によって、リュート(バイオリン、三味線、リラなど)、ハープ(ハープ、ビルマのサウンなど)、ハープ・リュート(西アフリカのカッソなど)の3種に、それぞれ下位分類される。
 また、MHS方式とは別に、ザックスが『楽器の歴史』(1940)で用いた分類法があり、広く利用されている。これによると弦鳴楽器は、弦と胴体、共鳴体などの位置関係から、チター、リュート、リラ、ハープの四つの属に分類される。
 また奏法によって、弓奏弦楽器、撥弦(はつげん)楽器、打奏弦楽器などのように分類する方法も、しばしば慣習的に用いられている。[前川陽郁]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の弦鳴楽器の言及

【楽器】より

…このため楽器学や民族音楽学で楽器を分類する場合は,この3分法でなく,通常ホルンボステルとC.ザックスが《楽器分類学》(1914)で提唱したザックス=ホルンボステル法と呼ばれる分類法を用いる。それによると,あらゆる楽器は,まず体鳴楽器idiophones,膜鳴楽器membranophones,弦鳴楽器chordophones,気鳴楽器aerophonesの4種類に分類され,それぞれがさらに細かく分類される。しかし,この分類法にも弱点が指摘されており,ほかにさまざまな方法が考案されている。…

※「弦鳴楽器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

弦鳴楽器の関連キーワードアイリッシュ・ハープミュージカル・ボウルバーブ(楽器)クラビコードサントゥールポルタメントケメンチェダムニヤンチャランゴバイオリンモノコードカチャッピ弦(楽器)アウロスフレットカチャピラバーブ電鳴楽器鍵盤楽器カンテレ

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android