水下(読み)ミナシモ

デジタル大辞泉 「水下」の意味・読み・例文・類語

み‐な‐しも【水下】

《「な」は「の」の意の格助詞》水の流れの下の方。下流。川しも。⇔水上みなかみ
山川の―なりし諸人もろびとも」〈拾遺・雑下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「水下」の意味・読み・例文・類語

み‐な‐しも【水下】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「な」は「の」の意 ) 川の流れのしも。川しも。下流。
    1. [初出の実例]「山河の みなしもなりし 諸人も 動かぬ岸に まもりあげて〈藤原兼家〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)雑下・五七四)

みず‐しもみづ‥【水下】

  1. 〘 名詞 〙 川水の流れ下る方。川下。下流。
    1. [初出の実例]「手もとにありしもやひ棹を水下(ミヅシモ)へなげいれる」(出典滑稽本八笑人(1820‐49)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android