最新 地学事典 「水和層年代測定」の解説
すいわそうねんだいそくてい
水和層年代測定
obsidian hydration dating
水和層の厚さを測定して求めた黒曜石製の石器・石片などの年代。黒曜石は,空中や土中では新しく割られた表面から水和作用が進む。このとき,同じ石で環境条件に変化がなければ,形成される水和層の厚さの2乗は経過時間に比例する。このことから,石の表面に直角に作成した薄片(厚さ0.02mm)を顕微鏡観察して水和層の厚さを求め,その表面がいつ形成(製作)されたかを推定する。ただし,水和層が形成される速度は温度条件・岩石学的性質などで変化する。気温が高いほど速く,カルクアルカリ岩系よりアルカリ岩系の黒曜石のほうが速い。
執筆者:勝井 義雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

