水尾山城跡(読み)みずおやまじようあと

日本歴史地名大系 「水尾山城跡」の解説

水尾山城跡
みずおやまじようあと

[現在地名]魚津市升方

かど川左岸の山上に築かれた山城。山上の標高は三〇三メートル、比高は一五〇メートルほどで、城の西側を早月はやつき川が流れる。東西ともに急斜面の要害で、北東角川を挟んで一〇〇メートル余り高い松倉まつくら城と相対する。北西方向の尾根続きは石の門(松倉城下の西の城戸)を経て升形山ますがたやま城に達し、南東の尾根続きには水尾山南城(仮称)がある。越中古城記(加越能文庫)は水尾兵衛が居住したと記すのみだが、築城は南北朝期にさかのぼると考えられる。貞和二年(一三四六)閏九月日の得田素章代章名軍忠状(遺編類纂所収得田文書)によると、前越中守護井上俊清を攻めるため越中へ進攻した能登守護吉見頼隆勢が、同年七月水尾城や松倉城などを攻めている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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