水沢南芳(読み)ミズサワ ナンポウ

20世紀日本人名事典 「水沢南芳」の解説

水沢 南芳
ミズサワ ナンポウ

明治・大正期の日本画家



生年
万延1年(1860年)

没年
大正3(1914)年2月

出生地
越後国三島郡才津村(新潟県)

本名
水沢 つぐ

別名
別号=湘蘭

学歴〔年〕
跡見女学校卒

経歴
越後三島郡才津村の里正(村長)宗一郎の四女に生まれる。本名はつぐ、南芳、湘蘭と号した。幼い頃から絵画に巧みで、初め片山翠谷について花や人物の画技を学び、のち滝和亭の門に入る。また日下部鳴鶴に学び、漢籍にも明るかった。野口小蘋と親しく、共に華族女学校の絵画教師に招かれた。のち東京女学館でも教鞭を執った。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「水沢南芳」の解説

水沢南芳 みずさわ-なんぽう

1860-1914 明治-大正時代の日本画家。
万延元年生まれ。滝和亭(かてい)の門にはいる。野口小蘋(しょうひん)としたしく,ともに華族女学校の絵画教師にまねかれた。のち東京女学館でもおしえた。大正3年2月死去。55歳。越後(えちご)(新潟県)出身。跡見女学校卒。本名はつぐ。別号に湘蘭。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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