水漬く(読み)ミズツク

デジタル大辞泉 「水漬く」の意味・読み・例文・類語

みず‐つ・く〔みづ‐〕【水漬く】

[動カ五(四)]《「みずづく」とも》水がつく。水にひたる。みづく。
菖蒲など咲いていたほど―・いていた」〈秋声縮図

み‐づ・く【水漬く】

[動カ四]水につかる。水にひたる。
海行かば―・くかばね」〈・四〇九四〉

み‐ず・く〔‐づく〕【水漬く】

[動カ四]みづく(水漬)

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精選版 日本国語大辞典 「水漬く」の意味・読み・例文・類語

み‐づ・く【水漬】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 水にひたる。水に漬かる。
    1. [初出の実例]「あをによし 奈良の峡間に 鹿じもの 瀰逗矩(ミヅク)辺隠り」(出典日本書紀(720)武烈即位前・歌謡)
    2. 「海行かば 美都久(ミヅク)(かばね) 山行かば 草生す屍」(出典:万葉集(8C後)一八・四〇九四)

みず‐つ・くみづ‥【水漬】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 水に浸る。水気がある。みづく。
    1. [初出の実例]「池めいてくぼまり、みづつけるところあり。ほとりにまつもありき」(出典:土左日記(935頃)承平五年二月一六日)

み‐ず・く‥づく【水漬】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙みづく(水漬)

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