水産食品(読み)すいさんしょくひん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水産食品」の意味・わかりやすい解説

水産食品
すいさんしょくひん

水産業によって提供される産物のうち,生鮮食料,加工食料として用いられるものの総称。生鮮食料としてそのまま食用に供するものも少くないが,水産加工食品も多い。生鮮食料として消費するもののなかには冷凍処理をしたものも一部含まれる。日本の水産食品のなかで代表的な魚種は,いわし,さば,あじ,いか,さんま,ほっけ,すけとうだらなどである。水産食品の加工食品化は,水産食品一般の腐敗しやすいという特性を克服するための方策でもあるが,嗜好の多様化や高度化に対応した結果でもあり,特に嗜好性を追求するために干物などの単純な加工でなく,練製品など手の込んだ加工品の比重が高まる傾向にある。加工の方法としては,低温による冷蔵,冷凍,高温による殺菌を経て瓶詰,缶詰,また乾燥させた干物,塩蔵,防腐処理をするものなどいろいろである。

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