水葵(読み)ミズアオイ

デジタル大辞泉 「水葵」の意味・読み・例文・類語

みず‐あおい〔みづあふひ〕【水×葵/雨花】

ミズアオイ科一年草水田・沼などに自生し、高さ約30センチ。葉は心臓形で柄が長い。9、10月ごろ、紫青色の花を総状につけ、花びら六つに裂けている。古くは葉を食用にし、栽培もされた。なぎ。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「水葵」の意味・読み・例文・類語

みず‐あおいみづあふひ【水葵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ミズアオイ科の一年草。各地の水田、沼などの水湿地に生える。高さ約三〇センチメートル。葉は柄をもち卵状心形で長さ五~一〇センチメートル、深緑色。九~一〇月、茎頂にあざやかな青紫色の花が数個穂状に集まって咲く。花は径三センチメートルぐらいで六個の花被片を平開する。古くは、葉を食用とした。漢名に浮薔を当てる。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「かいらぎさした年も悔らん〈其角〉 糸花や心も染ぬ水あふひ〈渓石〉」(出典:俳諧・いつを昔(1690))
  3. 植物みずおおばこ(水大葉子)」の異名。〔大和本草(1709)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「水葵」の解説

水葵 (ミズアオイ)

学名Monochoria korsakowii
植物。ミズアオイ科の抽水性一年草

水葵 (ミズアオイ)

植物。トチカガミ科の沈水性一年草,薬用植物ミズオオバコ別称

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