水面採餌性カモ類(読み)すいめんさいじせいカモるい(その他表記)dabbling ducks; surface-feeding ducks

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水面採餌性カモ類」の意味・わかりやすい解説

水面採餌性カモ類
すいめんさいじせいカモるい
dabbling ducks; surface-feeding ducks

カモ目カモ科マガモ属 Anas など潜水をしないで採食する種の総称水面にある餌をでろ過したり,浅い水底に頸を突っ込んだり,陸上を歩いたりして餌をとる。おもに植物食である。日本にはオナガガモカルガモコガモマガモなどが生息する。一般に,体つき胴長で,脚が体の中央にあり,後趾は平たくない。陸上では体を水平にして歩く。水上では尾を高く保って浮かび,水面から直接飛び立つことができる。日中海上湖沼で休息し,夕方から採食を始める。給餌場などでは日中でも採食する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android