水須村(読み)みずすむら

日本歴史地名大系 「水須村」の解説

水須村
みずすむら

[現在地名]大山町水須

常願寺川の支流小口おぐち川の上流、山の中腹にあったが、明治末期から山麓河戸かわとに移住し、昭和二二年(一九四七)には河戸に全戸移住した。有峰ありみね往来関門にあたり、飛騨へも通り抜けられるので口留番所が設けられた。番所設置の年代は不明だが、慶長(一五九六―一六一五)頃と推定される。文化一〇年(一八一三)の「北藩秘鑑」によると、水須口留番所は五人の百姓番で、昼は二人、夜は三人で警戒した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android