水鼈科(読み)とちかがみか

精選版 日本国語大辞典 「水鼈科」の意味・読み・例文・類語

とちかがみ‐か‥クヮ【水鼈科】

  1. 〘 名詞 〙 単子葉植物の科名。一六属約八〇種が知られ、熱帯および温帯に分布する。水生植物で、普通、リボン状の水中葉とこれとは異なる形態の浮葉または気中葉がある。花序は葉腋にできて、雌雄同株または雌雄異株、まれに両性雌花は通常一花だけだが雄花は一~数個が仏炎苞に包まれた花序となる。花は放射相称で三数性。花被は内外二列の異花被となり、雄しべは一~五で最内部のものは退化雄しべとなる。子房下位で二~一五の心皮が合着して一室を作り、中に多数の胚珠を着ける。果実には不規則な開口裂ができる。トチカガミなどの淡水産のものと、ウミヒルモなどの海水産のものとがあり、前者が水面上へ花茎が伸びて気中で受粉されるのに対して、後者は水中で受粉が行なわれる。〔生物学語彙(1884)〕

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