氷炭(読み)ヒョウタン

デジタル大辞泉 「氷炭」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐たん【氷炭】

氷と炭。相違のはなはだしいものをたとえていう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「氷炭」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐たん【氷炭】

  1. 〘 名詞 〙 氷と炭。はなはだしく相違することや相容(い)れないことにたとえていう語。
    1. [初出の実例]「撫心而思。冰炭同器」(出典本朝文粋(1060頃)四・為忠義公辞職第一表〈菅原文時〉)
    2. 「文章上にて用ふる言語と、平談俗話に用ふる言語と、さながら氷炭(ヒャウタン)の相違あり」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐傅燮伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「氷炭」の読み・字形・画数・意味

【氷炭】ひようたん

氷と炭のように性質の相反するもの。〔韓非子顕学〕夫(そ)れ冰を同じうして久しうすべからず、は時をねて至らず。

字通「氷」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android