永井了吉(読み)ナガイ リョウキチ

20世紀日本人名事典 「永井了吉」の解説

永井 了吉
ナガイ リョウキチ

昭和期の右翼運動家



生年
明治26(1893)年6月2日

没年
昭和54(1979)年1月17日

出生地
千葉県

学歴〔年〕
東京帝大工学部〔大正9年〕卒

経歴
内務省に入ったがすぐ辞め、事業を興して失敗。昭和7年勤皇維新同盟を結成総理となり「日本起つ乎」を刊行、のち発禁処分に。8年の右翼クーデター神兵隊事件スパイと疑われたが、のち指導者の一人・前田虎雄親交を結ぶ。9年西郷隆秀らの直心道場に関係。雑誌「核心」相談役に。10年中国・天津の大東公司社員。11年2.26事件に関与、以後時局協議会、大日本生産党、影山正治の大東塾などに関係した。14年旧満州新京市の土地開発株式会社重役。戦後も右翼団体で活動した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「永井了吉」の解説

永井了吉 ながい-りょうきち

1893-1979 昭和時代国家主義者
明治26年6月2日生まれ。昭和7年勤皇維新同盟を結成,総理となる。神兵隊事件の前田虎雄とまじわる。9年西郷隆秀,大森曹玄らの直心道場にかかわり,機関誌「核心」の編集にたずさわる。戦後,国民総連合中央委員。昭和54年1月17日死去。85歳。千葉県出身。東京帝大卒。著作に「日本起つ乎」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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