永原原姫(読み)ながはらの もとひめ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「永原原姫」の解説

永原原姫 ながはらの-もとひめ

?-868ごろ 平安時代前期,淳和(じゅんな)天皇女御(にょうご)。
後宮にはいり寵愛(ちょうあい)をうける。天皇が嵯峨(さが)太上天皇の子,源定(さだむ)を養子にしたときに養母となった。貞観(じょうがん)10年ごろ死去。通称亭子女御

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「永原原姫」の解説

永原原姫

没年:貞観10頃(868)
生年:生年不詳
平安前期,淳和天皇に寵愛された女御。亭子女御とも。嵯峨太上天皇の子源定 を淳和との猶子にし,慈育した。広隆寺に金色阿弥陀仏ほか多大な財を寄進本堂現存本尊がこれではないかとされている。<参考文献>「亭子の女御」(『角田文衛著作集』5巻)

(服藤早苗)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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